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書評

#001「70歳をすぎた親をささえる72の方法」 太田 差惠子 (著)/かんき出版

70歳をすぎた親をささえる72の方法

ラクをしろ!

日本人はとかく一生懸命がんばっている(ように見える)ことに重きを置く。
自分の親の介護で『ラクをしろ!』なんて、
ザ・日本人の耳に入れば、どんなに冷たい視線が注がれることか…

これは、そんな本である。
徹頭徹尾「介護はラクをしろ!」と言っているのだ。
第1章から「代役探しは手抜きではない」として
行政や民間のさまざまなサービスの紹介が延々と続く。
食事宅配や困りごと援助サービスもある。便利家電もある。お取り寄せグルメまである。
介護はアウトソーシングしろと言うのだが、
この『アウトソーシング』という言葉がまたドライで反感を買う(だろう)。

ところが…情報収集的感覚で軽く読み進めていくうち、
第2章の最後の、この1文でハタと頁をめくる手が止まるのだ。

「親の笑顔より自分の笑顔」が親のため。

当たり前を忘れていたことに気付かされる。
おそらくは、どんなにザ・日本人でも多くは同じだと思う。
親になったことのないこの私(51歳)でさえも、そうなんだから。

私自身、幸せなことに両親が健在で、もうすぐふたりして80歳を越える。
「そろそろ考えなあかんかかな」と思うことも多くなってきた。
正直なところ、そのたびに気持ちは前向きなものではなくなるのも事実 …だった。

今は少しだけ変わったように思う。
この本を読んで少し前向きに転換できたように思う。

「親の介護の覚悟」は準備と情報収集。
コレ、この本を読んでの、私なりの到達点のようなものです、ハイ。

編集長 有田 佳浩

車いすマップ「フラッと。」編集長 有田 佳浩

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